音楽 古今東西

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出張番外編

こんにちは。

 

機会があり、とある地方の食肉公社の視察に行きました。

 

食肉公社とは、大まかに言うと肉の生産処理、加工、製造などを主な事業とする組織です。

 

私達の冷蔵庫の中に当たり前のように入ってる精肉パックやウインナーなどは食肉公社で働く方達の日々の努力や確かな技術によって何不自由なく食材としてお肉を使用することが出来ています。

 

ウインナーやハムの製造から焼肉、ステーキ、しゃぶしゃぶ、すき焼き、豚カツ、生姜焼きなど、お肉は日本の食卓や外食産業に欠かす事が出来ないもの。そして自分達人間が生きていく為に必要な栄養を沢山含んだものそれがお肉ですよね。

 

当然、施設には適切な飼育時期を迎えた牛や豚などが日々運ばれてきます。そして何段階もの処理を経て整った枝肉や正確に加工、包装された状態となり製造工場や小売店、飲食店に運ばれていきます。

 

牛や豚を締めて加工することをと畜と言います。

当然ですが、と畜現場は撮影NG、施設の方の事前の説明でもありましたが、気分が悪くなったら無理せずに退出する事を勧められました。

 

と畜場に向かう前、待機場にいる豚と目がいました。豚は私をじっと見て何度がぶいぶい鳴くと身体を丸めて顔を反対側に向けました。

 

帽子、マスク、専用の作業服に手袋に長靴を履いて何段階もの消毒を経てと畜場に入りました。

 

ちょうど、豚のと畜の時間帯でした。

 

気分が悪くなる方もいるかと思いますので詳しくは書きませんが、実際の工程を見て気分が悪くなるという感覚を越えてこの場を目に焼き付けなければいけないという思いに終始かられていました。

 

何段階もの工程と何重もの厳しい検査によって

自分は安全で安心なお肉が食べられている事に気がつきました。

 

 便利さを求めて保存料や着色に頼った食品を利用していたこと。

買ったまま期限が切れてしまった商品をそのまま捨てていたこと。

 

「私達の命をなんだと思っている。人間。」

 

なんとなく良くないなと思っていたけど隠していた部分を豚に掻き出された気分でした。

 

家畜にその生きている間はできるだけ自然な状態で生育する事をアニマルウェルフェアというそうです。

生きている間は幸せであって欲しい。

 

感謝を込めて手を合わせてから食事をするように心がけよう。

 

命をいただきますと。

 

施設見学が終わると待機場の豚は移動したのか姿が見えなくなっていました。